辞書で「親友」と引くと、「特に親しい友人」
と書かれていることに異議を唱えたい。
どこまでが友達で、どこからが親友なのか、
辞書を引く人はそこが知りたいのです。
辞書にはのっていない言葉や定義の『さかいめ』を探った研究発表。 安田佳生の独自の視点から、勝手な持論を展開します。
辞書で「親友」と引くと、「特に親しい友人」
と書かれていることに異議を唱えたい。
どこまでが友達で、どこからが親友なのか、
辞書を引く人はそこが知りたいのです。
愛とLOVEはイコールではない。
だから「上杉達也は朝倉南を愛しています」
という使い方を普通の日本人はしない。
「ずっとお前のことが好きだった」が正解だと思うのです。
たとえばひとつの文章を、辞書をひきながら英語に訳す。
そしてその英語を今度は、英和辞典を使って日本語に訳す。
そうすると、元の日本語とは違う文章になる。これは大問題ではないですか。
「妻がいるとすごく仕事をやる気が出る」っていうのもいいんでしょうけど、
「妻がいるとついつい仕事をサボってしまう」っていうのが
本当の愛というものでしょう。
天才と呼ばれる人たちは、何か人とは違うものを持っている。
ということではなく、天才と呼ばれる人たちは、普通の人にあるものが欠如している、
ということかもしれません。
ゴルフが上手い人と下手な人の境目は100を切れるかどうかではない。
ハンディキャップがシングルだということでもない。
手で投げるよりも近くに寄せられるかどうかである。
ピカソが描いたシャガールの絵というのは、
やっぱり贋作ということになるのでしょうか。
なんでも鑑定団に出してみたいです。
心を完全に閉じてしまう必要はないですが、
無理して開く必要もないと思うのです。
開きたい時に開き、閉じたい時に閉じる。それでいいと思うのです。
人間は猿から進化したのではないという立場を取っております。
猿と人間の違いは知能だけではないと思うからです。
人間には他の生物にはない何かがあるのです。
悩むことと考えることとは違います。
考えることの先には答えがありますが悩むことの先に答えはありません。
悩める人の最大の悩みは答えがないことなのです。
グラスの底にくっつくコースター。
それはどんなにかっこいい男をも一瞬にして貶めてくれる私の味方です。
くっつきコースターの接着剤はモテない男の執念なのです。
エロが肉体に宿るとしたら色気は心に宿るのではないでしょいうか。
強い男の中に見え隠れする弱さや清楚な女性の中に見え隠れする妖艶さ。
そういう心を揺さぶるものを色気と呼ぶのではないでしょうか。
マンションやビルを眺めていると、よく出来た巣だなと感心してしまう。
どんなに器用なアリよりも、どんなにセンスのあるハチよりも、
ニンゲンのほうが上手に巣をつくるのだ。
素で生きるというのは開けっぴろげに生きるということではなく、
自分を肯定して生きるということだと思うのです。
かっこいい自分もカッッコ悪い自分もどちらも受け入れる生き方。
これがなかなかできないのです。
女性用の身長伸ばし靴がハイヒールなのに対して
男性用がシークレットブーツと呼ばれることに異議を唱えたい。
いくらなんでも酷すぎる。この悪意あるネーミングはいったい誰が考えたのだ。
夢の中で悪いことをしたって捕まったりはしないんですけどね。
でもやっぱり罪悪感はありますよ。
夢だからってまったく罪悪感を持たないような、
そんな人間にはなりたくないのです。
テレビに依存するとかネットに依存するとかいうのは
結局のところ社会に依存しているということですよね。
その向こうにある(はずの)人間社会と繋がっていたいという思い。
結局寂しさは人でしか埋められないのです。
ことばでコミュニケーションすることは出来てもことばで考えることは出来ない。
深い思考には文字が必要なのです。
それは複雑な暗算にそろばんが必要なのと似ているような気がします。
植木はあまり動かしてはいけないのです。
木というのは本来地面に生えているものだからです。地面は動きません。
でも人間が植木を作ったことによって動くはずのない地面が動いてしまうのです。
木にとっての天変地異なのです。
自然界には直線というものは存在しないそうです。
すべての直線は人間が作り出したものなのです。
お寿司のネタも焼き肉もきれいな四角形ですけど、
元をたどれば牛やタコだったわけです。
人間って恐ろしいですよね。
私のジャケットの肘あての下には穴があいています。
穴を隠すために肘あてをつけたからです。
でもなぜかお洒落のための肘あてだと勘違いされます。
穴があいてるよといっても「またー」と疑われてしまうのです。困った物です。
世の中にはいい人と悪い人がいます。でも数は決まっていません。
気分がいい時はいい人がたくさんいるように見えますし
悪い時にはみんな悪人に見えます。
そんなものです。
新社会人だと一目で分かるのはスーツが似合っていないからでしょうか。
それともみんな青山の新社会人スーツを着ているからでしょうか。
カビとかキノコとか寄生して生きている生物は
ものすごい毒を持っているかものすごく美味しいかのどちらかなのです。
美味or死。天然のロシアンルーレットなのです。
桜のように散ることを楽しむ花があるのだから、
散ることを楽しむ人生があってもいいと思うのです。
一所懸命咲いて一生懸命散るのです。
咲くもよし。散るもよし。
小学生の時に一度だけもぐらを見たことがあります。
なかなか可愛いやつです。でも害獣らしいです。
根っことかミミズとかを食べちゃうからです。
可愛いので許してやってほしいです。